由利高原鉄道など全国各地の第3セクター鉄道では広まってきてますが、秋田内陸線でも自転車を車内に持ち込んで乗車できるサービスが始まりました。出遅れ感は否めませんが、利用促進に繋がってほしいですね。

秋田内陸縦貫鉄道(秋田県北秋田市、佐々木琢郎社長)の「自転車輸送サービス」が、自転車愛好者らを中心にじわじわと広がりつつある。乗客が列車内に持ち込んだ自転車を無料で運ぶサービスで、5月下旬からスタート。同社は「内陸線の沿線は自然豊かな風景が魅力。自転車をこぎながら、存分に楽しんでほしい」と一層の利用を呼び掛けている。
同社によると、列車内に持ち込まれた自転車を輸送するサービスは自転車愛好者を中心に人気があり、全国各地のローカル鉄道に広がっている。
内陸線でもこれまで、自転車を分解したり、折り畳むなどして専用の袋に入れて持ち込んだ場合、無料で輸送していた。
しかし利用者から、自転車をそのまま持ち込めるようにしてほしいとの声があることから、事前予約制にするとともに、手すりにゴムバンドで固定することで転倒を防止、安全確保できると判断して導入した。
サービス導入から1カ月半で11人が利用。1車両への持ち込みは5台までと制限があるため、利用者はそれほど多くはないが、主に県内の自転車愛好者が沿線周辺の観光の足として持ち込んでいるという。

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