「快速リゾートしらかみ」の旅

快速リゾートしらかみは秋田と青森を五能線経由で結ぶ快速列車。

1997年の秋田新幹線の開業と同時に走り始めたキハ48青池編からはじまり、その後キハ48ぶな編成、キハ48くまげら編成と1日3往復体制となりました。(リゾートしらかみ以前は50系展望客車によるノスタルジック・ビュートレインを運行)。
2010年からは初代キハ48青池編成に変わりハイブリッド車両、HB-E300系の青池編成が、2016年にはブナ編成が登場し現在に至っています。

リゾートしらかみの空席状況はこちらからご覧いただけます

リゾートしらかみの列車紹介

リゾートしらかみ
ハイブリッド車両HB-E300系リゾートしらかみ。青池編成(東能代駅にて)
2010年より運転を始めたハイブリッド車。とにかく出だしが静かで乗り心地も最高。グループや家族で乗るならボックス車をおススメします。

 

リゾートしらかみ
リゾートしらかみの前面展望。こちらはHB-E300青池編成。
先頭部分に小さなロビーがあり、車窓をゆっくりと展望できます(各車両ほぼ同様の作り)。
ここは指定席ではないのでどなたでも座ることができます。場所によっては津軽三味線の演奏や沿線の共同芸能なども見ることができますよ。

 

リゾートしらかみ
こちらはキハ48系リゾートしらかみ。くまげら編成。白神山地に住んでいる「くまげら」の鮮やかな赤と黒をベースにしたリゾート列車。

 

リゾートしらかみ
リゾートしらかみ、くまげら編成の前面展望スペース。他のリゾートしらかみと同様に小さなロビーがありゆっくりとくつろぐことができます。
(たまにイベントスペースになることもあります)

 

リゾートしらかみ
こちらはリゾートしらかみ、くまげら編成の一般車座席。
座席間のシートピッチ(間隔)も広く、窓も大きいため座席からもゆっくりと車窓の風景を楽しむことができます。

 

リゾートしらかみブナ編成
左が2016年に登場したリゾートしらかみブナ編成用のHB-E300系。
右が同時に引退したキハ48系リゾートしらかみブナ編成(その後あきたクルーズ号にリニューアル)

リゾートしらかみ ボックスシート
リゾートしらかみ全タイプに共通のボックスシート。
こちらは青池編成のボックスシート。通常はこのように向かい掛けで座ることができます。

リゾートしらかみ ボックスシート
ちなみに旧ブナ編成には2両ついていたこのボックスシート。
ご覧のとおり椅子を引き出せば足をのばしてゆっくりくつろぐことができます。ファミリー向けにおすすめ。
(青池編成、くらげら編成は全ボックス室で座席を引き出すことができますが、ブナ編成は一部しかできないようなのでご注意を)

リゾートしらかみブナ編成
こちらが新登場の現行ブナ編成。
2016年7月から運転を開始しています(ハイブリッド車HB-E300系)。

リゾートしらかみブナ編成
リゾートしらかみブナ編成(HB-E300系)では初めて売店(カウンター)がつき、今まで以上に列車の旅を満喫できるようになりましたね。
長時間の五能線の旅をさらに楽しめること間違いないでしょう。

 

JR五能線の車窓動画(あきた白神駅付近)

おススメの旅

(1)ウェスパ椿山へ途中下車

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特に家族連れにおススメなのが青森県にあるウェスパ椿山。写真の物産館をはじめ、工房、レストラン、コテージ、温泉などいろいろな施設が集まった一大リゾート施設。
またリゾートしらかみにあわせて送迎バスが出る「黄金崎不老不死温泉」もここが最寄りの駅。観光や体験、腹ごしらえをしたら温泉の掛け持ちなんてのもいいかもしれませんよ。リゾートしらかみの全列車が停車しますので時間に合わせて行動することをおススメします。
こちらの関連記事も参考にしてモデルプランを考えてみてください。

 

(2)あきた白神駅へ途中下車

五能線の旅
ウェスパ椿山同様に駅前に温泉があるのがあきた白神駅。秋田県八峰町にあり、隣にはキャンプ場、コテージなども。アウトドアを楽しんで温泉、そして地元の美味しい魚介類を堪能できるレストランも。もちろん宿泊もできますよ。こちらの関連記事もお読みください。

 

(3)やっぱり日本海に沈む夕陽

リゾートしらかみ
天候にもよりますが、17時~18時代に日本海側を走るリゾートしらかみの車窓からは日本海に沈む夕陽が見られます。もちろんその際はゆっくりと低速で運転してくれるのでゆっくりと堪能できるのもこの列車の特徴。白神山地のトレッキングや青森からの帰りなどにこの夕陽を見ると最高でしょうね。

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(4)五所川原から津軽鉄道へ

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金木駅へ入線するストーブ列車

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立佞武多で有名な青森県五所川原市。ここでの途中下車の旅といえば津軽鉄道へ乗り換えて太宰治のふるさと「金木」へ向かうのがおススメ。
金木では太宰治の生家であった建物が斜陽館という記念館になっており、向かいには津軽三味線会館もあり、観光拠点となっています。

そんな津軽鉄道には名物のストーブ列車も。運転される期間は決まっていますが、是非冬の寒い時期にストーブ列車に乗りに行ってほしいと思います。客車内にあるダルマストーブではするめを焼いたりして食べるのがツウ。昭和がそのまま残っている津軽鉄道へ是非どうぞ。

津軽鉄道といえばタレントの香取慎吾君が昔使われていた車両キハ22に独自のペイントをして今も残されているのはご存じでしょうか。2017年にはテレビ番組で綺麗に塗り直しをされましたのでまだしばらくはその姿を見ることができるでしょう。
詳しくはこちらのブログ記事をご覧ください